コロナ禍で関心が高まる「脱毛のセルフケア」

新型コロナウイルスの世界的大流行で、マスク着用の日常化、不要不急の外出自粛など、私たちの生活スタイルは大きく変化しました。
コロナ禍における「対面機会の減少」によってメイクアップ商品は売上が低迷している状態です。

一方、「在宅時間の増加」や「マスクによる肌荒れ」などにより、スキンケアやフェイスケアに時間とお金をかける人が増えてきています。
また外出自粛や感染予防の点から、美容院を始めエステ、ネイルサロンなどにも通いづらくなり、セルフケアで何とかしたい!と思う人も増えているのではないでしょうか。脱毛も例外ではありません。

コロナ禍でサロン通いが中断してしまい、セルフケア脱毛を始める方が増えています。

低迷する美容業界と急増する「家庭用脱毛器」需要

美容スタッフやスタイリストの施術において、お客様に「直接触れる」ことが基本の美容業界。
「直接触れる」ことがタブーとなったコロナ禍では、不況知らずと言われる美容業界でも大きな打撃を受けています。脱毛サロンも例外ではありません。

外出自粛や休業要請によって、脱毛サロンに通いづらくなった今、大手ネットショッピングモールにて、2019年の年間売り上げランキング10位だった「家庭用脱毛器」が2020年には堂々の1位を取るなど、 自宅で手軽にケアできる家庭用脱毛器への需要が増えてきています。
(参照:「Yahoo!ショッピング」上半期の売上1位は「ケノン脱毛器」 巣ごもりアイテムが軒並み上位に | 日本ネット経済新聞

マスク社会で高まる脱毛ニーズ

日々マスクを着用するようになり、崩れないベースメイクを求める女性とマスク部分のメイクを控える女性に分かれてきています。前者の場合は化粧ノリのために、後者の場合は素肌に透明感を求め、顔脱毛へのニーズが高まっています。

またマスク内部の高温多湿な肌環境下では、ムダ毛は雑菌繁殖の原因とるため、肌荒れや衛生面においても、顔脱毛へのニーズが増えています。

コロナ渦では店舗で顔の脱毛ができない?

新型コロナウイルスだけでなく、ウイルスは粘膜から体内へと侵入します。
強い感染力を持つ新型コロナウイルスの流行下では、眼や鼻・口などの粘膜部が集中している「顔」を施術で触れること自体、禁止している店舗が多くあります。

このような事情から、顔脱毛はサロンやクリニックでは受けることができないという背景も相まって、家庭用脱毛器による顔のムダ毛処理の需要が高まってきています。

自宅でできるムダ毛ケア、きれいに仕上がるのは?

自宅でできる ムダ毛ケアの方法はいくつかあります。

・剃る:カミソリ・シェーバー
・溶かす:除毛クリーム
・脱毛:家庭用脱毛器

自宅ケアでよく使用される「シェービング」「脱毛クリーム」「家庭用脱毛器」それぞれの特徴に触れながら、その仕上がりについてご紹介します。

シェービング

シェービングは、カミソリや電動シェーバーを使ってムダ毛処理することを指します。
最も手軽な自己処理法ですが、やりすぎると肌荒れや金属アレルギーを引き起こす危険性があり、厄介な「埋没毛」を作ってしまう原因になることも。簡単で比較的お金をかけずにできるムダ毛ケアの方法ですが、肌への刺激が強いため肌荒れや黒ずみの心配もあります。

除毛クリーム

除毛クリームは、ムダ毛をまとめて溶かす方法です。
クリームを塗って約15分後、拭き取り、洗い流すという簡単なステップでムダ毛処理が完了します。即効性があり、使用直後にはツルツルの肌を手入れることができます。

しかし、あくまで除毛なので定期的に使用する必要があります。
除毛クリームはムダ毛のたんぱく質を溶かすことで除毛する仕組みのため、わずかですが皮膚も溶かしてしまうため、赤みや痛み、痒みなどを引き起こしてしまう場合があります。そのため顔やデリケートゾーンなどへの使用は避けたほうがよく、頻繁に使用することもおすすめできません。

家庭用脱毛器

家庭用脱毛器は、自宅で簡単にセルフ脱毛ができる機械です。
サロンやクリニックと同様、毛根に光やレーザーを照射しダメージを与えることで、毛の生える周期を遅らせ、毛自体を細く目立たなくする方法です。

この作業を繰り返すことで、徐々にムダ毛が生えづらくなります。
シェービングや除毛クリームのような即効性はありませんが、「埋没毛」ができにくく、肌へのダメージも最小限に抑えられるので、綺麗な仕上がりが期待できます。

自分にあった方法を見つけるためのチェックポイント

チェックポイント

お手軽&リーズナブルにケアしたい方

お手軽かつリーズナブルにムダ毛ケアをしたいならば、シェービングか除毛クリームがおすすめです。

カミソリによるシェービングならば数百円、電気シェーバーでも三千円以内で購入できます。
除毛クリームも同様に数千円で購入できるので、どちらも低価格でムダ毛ケアが可能です。
また、両者ともバスタイムを利用し約20分という短時間で、簡単にお手入れができます。

お肌を労りながらケアしたい方

ムダ毛ケアにおける一番の副作用は、肌へのダメージではないでしょうか。
シェービングや除毛クリームの場合、ムダ毛と一緒に皮膚表面を覆う角質を削ってしまうため、やり過ぎや誤った方法では必要以上に肌を傷つけてしまうことも。
また角質は皮膚表面を守る作用があるので、夏場は紫外線に、冬は乾燥に注意する必要があります。

その点、光やレーザーで毛根のみをピンポイントに照射する脱毛は、基本的に肌表面ではなく肌内部で熱が広がるため、肌ダメージが起こりにくいと言われています。
毛根のメラニン色素に反応し照射するため熱が発生しますが、肌を冷やす冷却クーリング機能の付いた家庭用脱毛器であれば、脱毛と同時に美肌ケアを行うこともできるのでおすすめです。

ムダ毛を徹底的にケアしたい方

家庭用脱毛器による光やレーザー照射には、ムダ毛を生えにくくする「抑毛効果」があります。
これは毛の成長や発毛を抑える効果のことで、生えてくる毛量が減り、毛が細くなる効果が期待できます。即効性はありませんが、数日ごとに行わなければならない煩わしいムダ毛処理の頻度を徐々に減らすことができます。

また剃毛や毛抜きなどの誤った自己処理により起こる「埋没毛」はニキビや毛嚢炎などにつながり、毛穴の開きや色素沈着の原因となります。家庭用脱毛器では、余計な肌トラブルや黒ずみを作ることなく、自宅に居ながら気になるムダ毛ケアをしっかり行うことができます。

お家時間を利用してツルツルな肌を手に入れよう

このように家庭用脱毛器はメリットが多く、売上が増加しているのも頷けます。自分磨きに使える時間が増えた今、しっかりお肌をいたわりながらムダ毛ケアに取り組んでみてはいかがでしょうか?

「サロンと同等の処理を自宅で行える」ということから、脱毛の方法として家庭用脱毛器を選ぶ方も多くなってきています。セルフでの全身脱毛は時間もかかり大変だと思われがちですが、最新の機種では全身たった15分程度で完了するものも。

また痛み防止・肌トラブル回避のための冷却クーリング機能や、脱毛と同時にリフトアップ効果を得られる美顔機能が搭載された機種など、家庭用脱毛器は進化し続けています。
今こそおうち時間をエステ時間に変えて、自分磨きに投資してみてはいかがでしょうか。