「顔脱毛に興味があるけれど、自己処理ですませてしまっている」という方も少なくないかもしれません。顔脱毛を検討する場合でもメリットやデメリット、かかる費用やアフターケアは気になるところですよね。

本記事では、顔脱毛について徹底解説します。情報が盛りだくさんなので、ぜひ参考にしてみてください。

顔脱毛とは?

顔脱毛とは、頬や鼻など顔にあるムダ毛を脱毛することです。
背中や脇のムダ毛はいざとなったら衣服で隠せますが、顔のムダ毛はメイクでいくらカバーしようとしても隠しきるのは難しいでしょう。加えて、顔は肌のなかでもとりわけデリケート。頻繁に自己処理をするとお肌に負担がかかってしまいます。
その点、顔脱毛してツルツル素肌を手に入れられたら、肌のトーンもワンランクアップ。
自分の素顔に自信を持てるようになるはずです。

顔脱毛は女性だけではなく、「肌トラブルがある」「毎日のシェービングの手間を減らしたい」という美意識の高い男性にも最近人気の脱毛部位です。

顔脱毛のメリット

男女問わず、顔脱毛にはうれしいメリットがあります。どのようなメリットなのか見ていきましょう。

毛穴が目立ちにくくなる

顔の産毛やムダ毛は脇や脚などのムダ毛のような長さはありませんが、少しでも毛が長くなると毛穴も目立ってしまいます。
その点、顔脱毛ならムダ毛や産毛と一緒に毛穴に詰まった皮脂の除去も可能になります。
広がった毛穴が小さくなるだけでなく、毛穴トラブルの予防や改善の効果も期待できます。

ニキビなどの肌トラブルが起こりにくくなる

顔脱毛をすれば、自己処理による肌トラブルを回避できます。特にカミソリは肌への負担が大きいため、剃った部分がカサカサしたりニキビができたり何かとトラブルの元凶になりがちです。
しかし、顔脱毛をすることで自己処理の回数が減り、肌への負担を軽減することができます。

化粧のりがよくなる

顔脱毛でムダ毛や産毛を処理できれば顔の凹凸がなくなりツルツルになります。産毛に化粧や化粧水が吸着しなくなるため、化粧のりがアップします。ファンデーションがすぐ崩れてしまう人や、化粧水が馴染みにくいと感じる方には、顔脱毛がおすすめです。

顔脱毛のデメリット

顔脱毛は脚や脇などのムダ毛と比べると効果が出るのに時間がかかる場合があります。
多くの脱毛器は毛の色素であるメラニンに反応するシステムになっていますが、顔の産毛は色素が薄いため脱毛機器が反応しにくいからです。
効果が出にくい分、全身の各部位の脱毛と比較してサロンやクリニックに通う回数も多くなります。

時間はかかりますが、着実に産毛の脱毛はされているので、根気強く施術を行うのがポイントです。

顔の脱毛に必要な回数は?

顔脱毛の回数

顔脱毛に必要な回数は、脱毛機器の種類や施術機関によって異なります。
光脱毛の場合、6〜12回で脱毛の効果が感じられるようになり、15〜18回で脱毛は完全に完了します。
レーザー脱毛の場合、3〜8回ほどで自己処理が要らなくなるレベルになり、10回以上で産毛もほぼなくなるレベルになれます。

ただし、毛質や毛量、肌質などによって顔脱毛にかかる回数は個人差があるため、あくまでもひとつの目安として参考にしてみてください。

顔脱毛にかかる費用は?

顔脱毛にかかる費用も、脱毛機器のタイプによって異なります。
光脱毛の相場は、サロンだと1回およそ1.2万〜1.5万円。完全脱毛を目指して15回施術を受けるとおよそ18万〜22.5万円かかります。
また、クリニックでの光脱毛の費用は1回およそ1.5万〜5万円。8回で完全脱毛できるとすると、12万〜40万円かかります。
一方、クリニックでのみ受けられるレーザー脱毛の価格帯は1回0.8万円〜3.6万円。5回施術を受けるとすると、相場は約9万円です。

できるだけお金をかけずに脱毛したい人は家庭用脱毛器の利用がおすすめです、家庭脱毛器の相場は約7万円前後であるためサロンやクリニックに通って脱毛するより、約5万〜33万円もお得に脱毛ができます。

顔脱毛の流れ

脱毛をする前日に、電動シェーバーを使って自宅でムダ毛を処理します。カミソリを使うと肌を傷つけてしまう可能性があります。必ず電動シェーバーを使用しましょう。サロンやクリニックで脱毛する場合はもちろん、家庭用脱毛器を利用する場合も、事前の処理が必要です。長く伸びた毛にレーザーが反応すると火傷の原因になるため、剃り残しがないように気を付けてください。

サロンやクリニックでは、危険箇所を保護しながら脱毛します。脱毛にかかる時間は1回約30〜40分。施術後に、照射部位の保湿がなされます。

家庭用脱毛器の利用では、気になるムダ毛に機械をあて、脱毛します。照射時間が長いと肌トラブルの原因になってしまうので、取扱説明書に記載されている照射時間と回数を守りましょう。施術後は、照射部位を保湿します。

顔脱毛でよくある質問

最後に、顔脱毛に関する疑問にお答えします。はじめて顔脱毛を試みる人は、ぜひ参考にしてみてください。

ほくろやシミがあっても脱毛できる?

レーザー脱毛も光脱毛も、肌の黒い部分に反応するため、ほくろやシミにも影響があります。しかし、ほくろやシミの大きさによって脱毛できるかどうかが変わり、小さなほくろやシミであれば避けずに照射するサロンやクリニックがが多いです。照射しない方が良いと判断された場合は、保護テープで隠して施術します。

ほくろやシミの大きさを自分では判断するのは難しいので、家で脱毛する場合は該当箇所をマスキングテープなどで保護して脱毛した方が良いでしょう。
また、施術前に専門の医師に相談してみるのもおすすめです。

ニキビやニキビ跡に照射しても大丈夫?

炎症がないニキビやニキビ跡なら光脱毛とレーザー脱毛の両タイプでも照射は可能です。
むしろ、光やレーザーによっては肌の代謝が活性化され、肌あれ改善が期待できます。
ただし、ニキビの炎症がひどい場合は、サロンやクリニックによっては施術を断られるケースもあるため、カウンセリングで事前に相談してみてください。

顔脱毛後のアフターケア

顔脱毛後は肌が敏感になっているため、肌荒れがしやすい状態です。翌朝は洗顔料を使った洗顔は避け、体温よりも低めのぬるま湯で優しく肌を洗いましょう。肌の皮膚は非常にデリケートなので、洗顔の際は、強く擦ったり爪が当たったりしないように注意が必要です。

また、脱毛後はいつもと同じように保湿をしてもすぐに保湿力が失われる場合があります。
肌にしっとり感が欲しい場合は、コットンにたっぷりと化粧水を染み込ませて肌の上におき、パックをしましょう。顔脱毛後は数日間に一度、入浴後にパックをするだけで肌の保湿力を保つことができます。ただし、コットンが乾き切るまで顔の上に載せると肌が乾燥する可能性があるため、水分が減ってきたと感じたら外しましょう。

その他、脱毛後は代謝が上がるのを防ぐために、熱いお風呂への入浴や激しい運動は控えてください。なお化粧をする際には、優しく肌の上にのせるようにし、肌への摩擦をできるだけ防ぎましょう。

顔のムダ毛は自己処理よりも脱毛がおすすめ!

顔の産毛は脇や脚のムダ毛と比べて非常に薄く細いため、自己処理ですませてしまいがちです。
しかし、シェービングやカミソリ、除毛剤でのムダ毛のお手入れは、思っている以上にお肌に大きな負担をかけてしまっています。

その点、顔脱毛ならカミソリで肌を切ってしまったり、肌荒れに悩んだりする必要はなくなります。
コンスタントにサロンやクリニックに通う時間的な余裕がない人には、家庭用脱毛器がおすすめ。時間や場所を気にすることなく好きなときに脱毛ができます。
顔のムダ毛処理の手間や肌トラブルに悩んでいる方は、ぜひ顔脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。