脇や脚のムダ毛に比べると、うなじはケアをうっかり忘れてしまいがちな部位。
今回はうなじ脱毛のメリットだけでなく、脱毛でかかる費用の相場やアフターケアまでご紹介します。うなじの脱毛に興味のある人はぜひお役立てください。

うなじ脱毛とは?

うなじ脱毛とは、首筋の産毛を脱毛することです。
うなじは自分ではなかなか確認できない部位なので、お手入れも忘れがちになりますよね。しかし、ヘアやファッションのスタイルによってはうなじが見えるため、お手入れはしておきたいもの。
自分には見えない箇所まで妥協せずにお手入れできれば、どのようなシーンでも自分を綺麗に魅せられるようになるはずです。

うなじ脱毛のメリット

うなじを脱毛するメリットは主に2つ挙げられます。

首筋を清潔に保てる

うなじは意外に汗をかきやすい部位です。
特にロングヘアーの人は、夏の暑いシーズンになると蒸れて不潔になりがちですが、うなじ脱毛をすれば、蒸れて皮脂臭を放つ可能性が低くなります。

首回りがスッキリして見える

うなじのムダ毛や産毛がなくなると、黒っぽさが消えて首回りがすっきりとします。
温泉やプールなどで、ヘアアップや露出度が高い服装をする際にも好印象。
自分の後ろ姿にも自信をもって、アクティビティやファッションを楽しめるようになります。

うなじ脱毛のデメリット

うなじは他の身体の部位と比較すると毛が太くしっかりしているため、脱毛の際に痛みが強く感じられる場合があります。
サロンやクリニックでうなじ脱毛をする際には、痛みを感じたらムリせずに伝えるようにしましょう。

脱毛での痛みが心配な人は、クーリングもしてもらえるサロンの利用や、最新の脱毛機器を使用している機関を検討してみてください。
また、サロンやクリニックの場合はカウンセリングで痛みに弱いことをスタッフに相談すると安心です。

うなじの脱毛に必要な回数は?

うなじ脱毛に必要な回数は、平均6回ほどです。
一般的に、光脱毛では約12回。レーザー脱毛だと約5回で脱毛の効果を感じられるようになります。
自己処理が不要になる回数の目安は、光脱毛では約18〜20回、レーザー脱毛では約8〜10回です。

ただし、個人の毛量や脱毛器のタイプによっても必要となる回数は変わってきます。毛量の多い人や徹底的にムダ毛をなくしたい人は、そのぶん多くサロンやクリニックに通うことが必要です。

うなじ脱毛にかかる費用は?

うなじ脱毛の費用

うなじのみの脱毛の場合、光脱毛では12回前後施術をした場合、約2.3~3.6万円。レーザー脱毛では5回前後で約2.2~5.5万円が料金の相場です。

「もっと安く脱毛したい」という人は、家庭用脱毛器の使用を検討してみてはいかがでしょうか。家庭用脱毛器の相場は7万円前後です。初期投資の費用はかかるものの、ほぼ回数制限なく脱毛ができることと、うなじ以外の部位も脱毛ができることを考えると、コスパはいいと思われます。

うなじ脱毛の流れ

うなじ脱毛の流れを、サロン・クリニックと家庭用脱毛器の2パターンに分けてご紹介します。

サロン・クリニックの場合

まずはサロン・クリニックでのうなじ脱毛の流れです。
一般的に施術の前日までに脱毛したい箇所のシェービングが必要です。

しかし、うなじ脱毛の場合は自己処理が難しい部分なので、あらかじめシェービングしなくてもよいサロンやクリニックもあります。事前に施術を受けるサロン・クリニックに事前にシェービングが必要かどうか確認しておくとよいでしょう。

カミソリでうなじの自己処理をする場合、ムダ毛と一緒に肌の角質までを傷つけて肌トラブルを引き起こすことがあります。シェービングクリームをたっぷりと使用し、カミソリを肌に強く押し付けすぎないようにしましょう。
また、シェービング後はできるだけ肌ダメージを軽減させるため、十分に保湿をしてください。

当日は、施術室に来たら着替えをします。うなじ脱毛の場合は下着(キャミソールやブラジャーなど)を外したほうがスムーズに脱毛が可能です。着替え終えると、スタッフの方による照射範囲の確認があります。うなじの形によって必要な場合は施術のマーキングをします。
照射が終わると、マーキングを除去して施術は完了です。

家庭用脱毛器の場合

次は、家庭用脱毛器の流れです。
家庭用脱毛器もカミソリやシェーバー、除毛クリームなどでムダ毛を事前に自己処理します。うなじは自分では手の届きにくい箇所なので、可能なら友達や家族などに手伝ってもらうとよいでしょう。その際に、脱毛するうなじの範囲を確認しておくと安心です。
肌が乾いた状態で、脱毛器のヘッド部分をピッタリと脱毛したい箇所にあてて照射します。

その際、合わせ鏡で自分の後ろ姿を映しながら行うと確実に自分が脱毛したい箇所に照射できます。施術後は、施術範囲を冷やしたり保湿したりなどのケアをしっかりと行いましょう。

うなじの一般的な形について

うなじ脱毛は、うなじのデザインによって仕上がりの印象が大きく変わります。

W型

W型は日本人にもっとも多く、自然な見た目で、スッキリとした印象になります。アルファベットのWのような形が特徴的で、着物や浴衣に合わせてアップヘアにする機会の多い人に人気のデザインです。

MW型

MW型は、首筋がスッと長くキレイに見えるうなじの理想形です。先述したW型に加え、M型を組み合わせたジグザグのラインでほっそりとした印象になります。MW型は着物や浴衣でのヘアスタイルが映えるだけでなく、小顔効果も期待できるデザインです。

U型

U型は、やわらかく優しい印象を与えるうなじの形です。真ん中を長くサイドを短めにしたUのような形が特徴的で、うなじのデザインのなかで最も自然な仕上がりになります。

直線型

直線型はすっきりとボーイッシュな印象を与えるうなじの形。真っすぐに整ったデザインで、お団子やポニーテールのヘアアレンジや、スカートやジーパンなどの洋風のファッションとの相性がよいのが特徴的です。ただし、直線型はお手入れしているとわかりやすいデザインでもあるため、自然なうなじの形を希望する人にはあまりおすすめできません。

うなじ脱毛後のアフターケア

うなじ脱毛後の肌は、熱によるダメージを受けています。
肌がヒリヒリする場合は保冷剤を使ったクーリングをしましょう。
また、肌が乾燥しやすい状態でもありますので、刺激の少ない化粧水を使ってしっかりと保湿してください。脱毛後は非常に肌のデリケートな状態になっているので、自己処理はできるだけ控えましょう。

忘れがちなのが日焼け対策です。ヘアスタイルによってはうなじは日焼けしやすい部位ですので、日焼けしないよう大きめのつばがついた帽子や日傘を利用して紫外線からのダメージを防ぎましょう。

うなじ脱毛は男性にもおすすめ!

男性は短髪が多いため、普段からうなじを人目に晒している状態。
「ビジネスで好印象を与えたい」「清潔感を保ちたい」という男性は、うなじ脱毛をすると生え際が整ってスッキリ爽やかな印象を与えられるようになります。

脱毛をしてしまえば、カミソリやシェーバーでの毎日の面倒な手入れも不要になり、ムダ毛処理に費やしていた時間を有効活用できるようになります。
うなじ脱毛は、清潔さや美しさにこだわりたい男性にこそおすすめの脱毛です。