脱毛器の使いすぎ、実は逆効果?

毎日やっても脱毛効果は変わらない

家庭用脱毛器は、自分の好きなタイミングで気軽に使用できる点がメリットの一つです。
しかし、頻繁に使用したからといって、脱毛の効果に差がつくわけではありません。

脱毛器は毎日使用すると肌に負担が掛かってしまいます。
クリニックや脱毛サロンの脱毛機器に比べ照射パワーは強くはありませんが、肌に直接照射をすることは、少なからず肌に負担をかけています。
脱毛器の効果をより発揮するためには、毛の生え変わりサイクルである「毛周期」を知ることが大切です。
毛がおやすみ状態に入っているときに脱毛器を使用しても効果は期待できません。
ケアどころか肌に負担を与えることになってしまうので、適切な使用頻度を心がけましょう。

残りの照射回数を無駄遣いしてしまう

家庭用脱毛器の多くは、照射回数に上限があります。
照射回数は脱毛器によって異なりますが、効果が期待できないときにケアをして、照射回数を無駄にしてしまうのは勿体無いですよね。
上限回数を超えてしまうと、カートリッジの新しく脱毛器を購入する必要が出てしまうので、経済的にも負担になってしまいます。
適切な周期で、しっかり効果のある照射をするよう心がけましょう。

肌トラブルの可能性が高まる

脱毛器でのケアをやりすぎると、肌トラブルを起こしてしまう可能性が高くなります。
家庭用脱毛器の照射パワーは、クリニックなどのものより弱く設定されてはいますが、実際に脱毛器を使用するのは専門知識の無い人がほとんどのはず。
専門知識のあるプロが肌の状態を見てケアをするのとは訳が違います。

照射のしすぎで赤みや火傷っぽくなってしまうなどの肌トラブルを起こさないよう、脱毛器の使用は最低でも2週間以上は空けて、しっかりと肌を休ませ健康的な状態で使用するようにしましょう。

脱毛頻度の間隔を開けすぎるのもNG

脱毛器での過剰なムダ毛ケアは、肌トラブルも招きやすく効果も変わらないことがわかりました。
かといって、何ヶ月も脱毛の期間を空けてしまうと、せっかくケアしたムダ毛がまた生えてしまい、これまでのケアの効果がムダになってしまいます。
数回脱毛をし、「毛が生えてこなくなったな、目立たなくなってきたな」と感じるようになったら、徐々に間隔を開けて行うようにしましょう。

毛周期に合わせて使用することが大切

脱毛器の頻度

毛周期は全部で4段階

毛周期は、4つの段階に分けることができます。
【休止期】⇒【成長前期】⇒【成長後期】⇒【退行期】という4つのサイクルで生え代わりを繰り返します。
休止期や退行期は毛のメラニン色素が薄まるので、この時期にレーザーを当ててもあまり効果が期待できません。

レーザー照射でしっかりと効果を出すには、毛周期の【成長前期】と【成長後期】の時期にケアすることが大切です。
この時期のムダ毛は毛母細胞が活発で、メラニン色素が濃くなる傾向にあります。
この時期の毛にはレーザーが毛根までしっかり届き、高い脱毛効果を発揮してくれます。

毛周期は部位によって異なる

毛周期に合わせてのケアが効果的と前述しましたが、実は毛周期は部位によって異なります。
特にムダ毛のケアをしたい場所である「ワキ」の場合、毛周期はだいたい2~3か月。
VIOなどのデリケートゾーンは1.5~2か月と言われています(個人差があります)。

ちょっと手間かもしれませんが、脱毛器でしっかりと効果を出したい場合は、各部位の毛周期に合わせて使用することがおすすめです。

脱毛の効果が得られるのは全体の20%程度

脱毛器でのケアで効果が得られるのは、なんと全体のたった20%の毛だけです。
この20%というのは、頭髪以外の成長期に当たる毛の全体の割合です。
これが1回の施術で処理できる毛となります。
100%にしようとすると、1つの部位で少なくとも5回のケアが必要ということですね。

効果的な脱毛器の使い方

脱毛器の使い方

肌負担の少ない電気シェーバーなどで無駄毛処理

効果的な脱毛をするには、まず脱毛器を使用する前にムダ毛の処理をしましょう。
カミソリなどは肌に負担がかかりやすいので、電気シェーバーなどでの自己処理がおすすめです。
事前にムダ毛の処理をすることで、しっかり照射の効果を引き出すことができます。

使用前後は照射した部分を冷やす

照射は強い光を発します。
何もしていない肌に照射をしてしまうと、火傷のようになってしまう肌トラブルが起こりかねません。
照射をする際、した後には、照射した部分をしっかり冷やし、肌トラブルを防ぐように心がけてください。

使用後に照射した部分をしっかり保湿ケア

脱毛器でのケアが終わったら、照射した部分をしっかり保湿しましょう。
照射した後の肌はとてもデリケートで、日焼けをしたあとのような状態になります。
クリームなどできちんと保湿し、負担のかかった肌を労わるようにしてくださいね。

メーカーが推奨している使い方をチェック

家庭湯脱毛器は、一般的に「使い始めは2週間ごと、その後は毛が気になり出したら1~2ヶ月に1回程度の使用がおすすめ」というのが多いようです。
しかし効果には個人差もありますし、脱毛器のメーカーによって推奨されている使用頻度も異なるので、ご自分の脱毛器の使用方法をしっかり読み、それに従って使用してください。

参考までに、脱毛ラボホームエディションとケノンの使用方法をご紹介します。

脱毛ラボホームエディション

基本的には、2週間~8週間に1回の頻度で使用。
使い始めて3ヶ月程度は2週間に1回照射し、効果が実感でき始めたら、約1ヶ月に1回の頻度でお手入れするようにしましょう。

ケノン

約1週間の間隔で使用。同じ場所へ照射する場合は1週間は間をあけ、最低でも4~5回は繰り返し、5回目以降が必要な場合はお肌の様子を見ながら使用してください。
参考:どのくらいのペースで使えばいいですか?

正しく使って楽しくムダ毛ケアをしよう

ムダ毛ケア

家庭用脱毛器の効果的な使用についてまとめました!
毎日の使用や毛周期に合わない脱毛器の使用は、効果が得られないのに肌への負担は大きく、リスクがあります。
早く脱毛を完了させたい!効果を出したい!と思っても、逆効果になってしまったら悲しいですよね。

毛周期や自分の肌の状態、脱毛器の効果を見ながら、適切な頻度で使用するようにしましょう。
毛周期への理解や脱毛器の正しい使い方で、楽しく無駄の無いケアをしてくださいね。